パリのオランジュリー美術館ガイド|壁一面のモネ《睡蓮》の魅力|ヨーロッパ周遊#8

今回パリに来た目的はルーブル美術館ではなく、オランジュリー美術館です。

📍ランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)

場所はチュイルリー公園(Jardin des Tuileries)の西端、セーヌ川沿い、コンコルド広場近くにあります。1852年、ナポレオン3世の指示で柑橘類を冬季保護するオランジェリー(温室)として建設されたそうです。2000〜2006年にかけて改装が行われ、現在は美術館として公開されています。

もっとも有名な展示はモネの「睡蓮」なのですが、自然光のもと、楕円(オーバル)形の2つのホールに展示された計8枚の大作となっています。壁一面のモネの絵があると知ったとき、これは絶対に見たい!と思いました。

ということで、オンラインでチケットを購入、時間指定をして来訪です。ちなみに予約必須となっております。時間が近づいてきたので行ってみると予約なのに長蛇の列ができていまいた。予約の列、これからチケットを購入する列と二つありました。並んだものの、時間になると列が急に進みすぐに中に入れました。 入館後に簡易的なセキュリティチェック、危険物や液体類の持ち込みは厳重に取り締まっている感じでした。

中に入るとすぐに睡蓮がありました!

フランスの印象派を代表するクロード・モネ(Claude Monet, 1840–1926) の晩年の大作です。約30年間にわたり、自宅ジヴェルニーの庭に造った池を題材に描き続けました。「睡蓮」だけで 250点以上 の絵があり、その中でも最も有名なのが パリのオランジュリー美術館に展示されている「睡蓮 大装飾画(Les Grandes Décorations)」 です。

縦2メートル前後 × 横6〜17メートルの大画面が連作で展示。楕円形の2つのホールに、合計8枚の大作が壁をぐるりと囲むように配置されています。まるで睡蓮の池の中に入り込んだかのような体験ができる空間設計で、日の出、真昼、夕暮れ、雲間など、時間や天候によって変化する光を描き分けています。

自分がなぜモネの睡蓮が好きなのかはよく分かりません。きっとあのもやっとした、光と水の感じが好きなのか。とりあえずずっと来たかった美術館で念願の壁一面の睡蓮を見れて本当に幸せでした。 

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