アルル観光完全ガイド|ゴッホの名画を巡る旅|ヨーロッパ周遊#24

  • マルセイユからアルルへ
  • 「黄色い家」La Maison Jaune
  • 「ローヌ川の星月夜」Panorama du rivage
  • 「夜のカフェテラス」Le Café de nuit
  • 「アルルの跳ね橋」 Langlois Bridge
  • アルルの病院の中庭」L’Hôpital d’Arles
  • アルルのコロッセオ(Les Arènes d’Arles)
  • アルルでの宿

マルセイユで年越しを迎え、アルルへと向かいます。マルセイユから電車で一時間程です。ゴッホの作品が好きな私はずーっとアルルに行きたいと思っていました。1888年から1889年ゴッホはゴーギャンとの共同生活をアルルで始め、「黄色い家」、「星月夜」「ゴッホの寝室」などを制作します。

バックパックに祖父の遺品のフィルムカメラ、パン、水を詰め込んだ様子が残っていたのでこちらに残しておきます。

アルルに到着しましたが降り立つ人はあまりいませんでした。年始ということもあったと思います。マルセイユでは一組だけ日本人を見かけましたがここではアジア人さえ見かけませんでした。

宿の近くにあったベーカリーでゲットしたチーズトースト。

📍「黄色い家」La Maison Jaune

絵のモチーフになった場所にパネルが建てられていました。1888年に描かれたもので、ゴーギャンとの共同生活が始まった家です。第二次世界大戦でアルルの黄色い家は破壊され、その後ろにある建物だけが残っています。アルルでの生活に希望を感じていた時期だったであろう、色鮮やかで明るい雰囲気の絵です。実物はアムステルダムのゴッホ美術館で見ることができました。

📍「ローヌ川の星月夜」Panorama du rivage

何と目の前に大型の船がとまっていたのでパネルを入れると船しか見えません。夕方の様子がこちらです↓

ローヌ川沿いの夜景の絵を描いており、星空には北斗七星が描かれたもです。この作品は「星月夜」よりも前に制作され、後の名作につながる重要な一枚とされています。

📍「夜のカフェテラス」Le Café de nuit

続いてはこちらです。私の大好きな絵の一つというか、この絵でゴッホに惹かれたとされるものです。フォルム広場にあるカフェのテラス。ゴッホは夜の雰囲気を表現するために、人工の光と星空を一緒に描きました。店の黄色い光と夜空の深い青色とのコントラストがとても印象的です。この作品では黒い絵の具が一切使われていないことでも知られており、夜のシーンなのに明るく温かみのある雰囲気が漂っています。

しかし残念ながらこちらのカフェは現在は閉業していて椅子やテーブルも片付けられていました。とっても残念でなりませんが来れただけでもよしとしておきます。

アルルの街中にはこのようなゴッホのサインがあります。作品の近くになるとゴッホが導いてくれます。

ゴッホの滞在していた地に来たと実感します。次はアルルの街中から40分程歩いてある所へと向かいます。

歩いている人、サイクリングをしている人もいました。たどり着いた先はこちらです。

📍「アルルの跳ね橋」 Langlois Bridge

当時は運河を渡る人々や馬車が通行していました。跳ね橋はオランダの風景を思い起こさせ、彼の故郷への郷愁を呼び起こしたとも言われます。こちらの橋はオリジナルではありませんが観光名所として復元されたものになっています。

📍「アルルの病院の中庭」L’Hôpital d’Arles

アルルのオテル・デュー(Hôtel-Dieu)病院の中庭を描いた作品です。中庭は十字型の回廊に囲まれ、中央には花壇、噴水、木々が配置されています。ゴッホは病院で療養していた間、この庭を見下ろす位置からスケッチや絵画を制作しました。

ゴッホは1888年末に精神的な危機を迎え、自らの耳を傷つけた事件の後、このアルルの病院に入院しました。現在は観光スポットと、お土産屋さんが併設された建物になっています。

年始のアルルの街はとっても静かなところで、私のようにゴッホをトレースしている人が数人いる程度でした。

大都市に比べるとかなりゆったりしており、南仏のプロヴァンスらしいのどかさを感じます。街のイルミネーションにセミのモチーフがあり、調べてみると南仏の象徴なんだとか。セミは長い地中生活の後に短い成虫期間を過ごしますがこのサイクルから、再生・繁栄・幸福の象徴とされていて、陶器や布製品、装飾などに使わるそうです。

街中を歩いていて見つけたクレープ屋さんです。普段はめったに食べないのですがつい。おじさんが楽しそうに作ってくれました。

📍アルルのコロッセオ(Les Arènes d’Arles)

アルルにはローマ時代のコロッセオがあります。アルルがローマ帝国の重要な都市だったことを物語る象徴的な建造物です。全長136m、幅107mの大きな楕円形構造です。ローマのコロッセオをモデルに建設され、当時は剣闘士試合や娯楽の場として使用されました。ユネスコ世界遺産に登録され、観光スポットになっています。まさかフランスにもコロッセオがあるとは思いませんでした。

📍アルルでの宿

アルルではホステルではなくAibnbのような宿に泊まり、久しぶりの一人の時間というか、広い一人部屋だったのでつい紹介です。ブッキングドットコムを使って予約しましたが、部屋の鍵は直接オーナーのような人がきて手渡しされました。

小さくも機能的なキッチン。

広いバスルーム、共同ではなく久々の私だけのバスルームに感動です。とっても清潔でした。

そして広いベッド、、ダブルサイズくらいの、、いつもホステルのバンクベッドだったので感動しました。しっかりストレッチしてぐっすりです。

駅の近くにスーパーがあったのでサラダやパンを購入していただきました。

来たかったアルル、ゴッホの絵が黄色く発光し惹かれ始めた、おそらく彼の分岐点だったこの地に来れて本当によかったです。

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