ブリュッセル観光|美味しい料理とアールヌーヴォー建築を巡る

  • Flixbusでアムステルダムからブリュッセルへ
  • Hôtel de Ville de Bruxelles(ブリュッセル市庁舎)
  • The blue:ムール貝の美味しいレストラン
  • Cathédrale Saints-Michel-et-Gudule(サン・ミッシェル=エ・ギュデュル大聖堂)
  • Atomium(アトミウム)
  • ブリュッセルのアール・ヌーヴォー(Art Nouveau)建築
    • Hôtel Tassel(オテル・タッセル)
    • Musée Horta(オルタ美術館)
    • Maison Hannon(メゾン・アノン/アノン邸)
    • Hôtel Solvay(オテル・ソルヴェイ)

オランダ観光を終え、次はベルギーのブリュッセル(Brussels)へと向かいます。私のヨーロッパでの主な移動は「Flixbus」です。

以前はベルギーからオランダへと移動しているようです。
ということで乗り場へと向かいます。アプリでは写真付きでバス乗り場が提示されていました。

中央分離帯のようなところがバス乗り場だったこともあり、ほかの乗客らしき人たちも迷いながらたどり着いていて、みんなでここがバス乗り場だよね?と話し合う感じです。
時間よりもやや遅くなりましたがバスが来たので乗車、アムステルダムを離れブリュッセルへと向かいます。

📍Hôtel de Ville de Bruxelles(ブリュッセル市庁舎)

ブリュッセルと言えばこちらの市庁舎がランドマークです。建設は 1402年〜1455年 にかけて行われました。市庁舎の高さ 約96メートル の塔の上には、ブリュッセルの守護聖人 大天使ミカエル の像が立っています。
この市庁舎で友人と待ち合わせです。

📍The blue:ムール貝の美味しいレストラン

無事友人と合流し、お昼に到着した私はお腹がペコペコでした。ということでランチをしにムール貝の美味しいというこちらへ。市庁舎から歩いてすぐのところにあります。

Googleマップでも高評価、人気そうでした。夜はかなり賑わうそうですがお昼はそこまで混んでいませんでした。

ムール貝+フライドポテトとアラビアータを注文しました。
ムール貝は北海沿岸地域で豊富・安価に提供されていたこともあり今でもベルギーの人気メニューポテトはヨーロッパではどこでも有名な気がします。
ムール貝は白ワインで蒸されており出汁もとっても優しくおいしかったです。アラビアータは少しピリ辛でしたがいいアクセントになり、ペロリでした。

ムール貝とポテトは€24.5アラビアータは€17.5ドリンクはそれぞれ€4、二人で€50.40。日本円にすると高いかもしれませんが、ヨーロッパの物価的にはそこまで高くないと思います。店員さんも優しい素敵なレストランでした。

📍Cathédrale Saints-Michel-et-Gudule(サン・ミッシェル=エ・ギュデュル大聖堂)

こちらは13~15世紀の約300年かけて完成された大聖堂です。双塔のファサードの立派なゴシック様式のとっても大きな建物です。

内部は白い石造りの高い天井と、左側には約4,000本のパイプを持つ巨大オルガンが浮いているように設置されています。

久しぶりに目を引かれるステンドグラスはとても緻密でカラフルな色合いでした。

📍Atomium(アトミウム)

こちらは1958年、ブリュッセルで開催された万国博覧会のシンボルとして建てられたものです。近代的なアートだと思っていたのですが1958年のもので驚きました。当時は原子力や科学の発展が人類の未来を象徴するものとされており、その象徴として「鉄の結晶構造を1650億倍に拡大した形」がモチーフになっているそうです。高さは約102m、球体の直径は約18mと、想像していたよりもかなり大きかったです。対して友人のほうは思ったよりも小さかったと。ここにきてなかなか面白い気づきだと勝手に思いました。
入場料€17で中に入ることもできるそうです。本来は万博終了後に撤去予定でしたが、市民に愛されすぎて残されることになったんだとか。

そして私がブリュッセルに来たかった理由はアール・ヌーヴォー(Art Nouveau)建築の起源をこの目で見たかったからです。自分の好きなものを整理していると、模様や建築様式に一貫性があり、それがアールヌーヴォーだということに気づきました。
ブリュッセルにはその起源とされるものがあるらしいということで、今回来てみた次第です。

📍Hôtel Tassel(オテル・タッセル)

こちらは1893~1894年に科学者であり大学教授だった エミール・タッセルがヴィクトール・オルタに依頼して建築しました。この建物が完成した1893年、まだ多くの建築物は歴史様式(ネオ・ゴシックやネオ・ルネサンス)を模倣していた時代。
そんな中で、オルタは自然の形・鉄の曲線・光の流れを取り入れたまったく新しい様式を提示しました。これが アール・ヌーヴォー(新しい芸術) の出発点となりました。
一般公開は非常に限定的で、基本的には特別ツアーや建築関係者向けの予約制見学のみとなっているそうです。
中の見学はできませんでしたが、自分の好きの原点に来れた気がしました。

📍Musée Horta(オルタ美術館)

こちらは1898年〜1901年 にかけて建てられたヴィクトール・オルタの自邸兼アトリエです。ヴィクトール・オルタ(1861–1947) はベルギーを代表する建築家で、アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)運動の先駆者です。残念ながら建物の外側は工事中だったのか、ブルーシートがかけられていました。

やっと収めた外観は窓と扉のみです。

こちらの美術館は事前の時間予約制となります。館内の撮影は一切禁止、荷物は全てロッカーに預けることになります。

撮影禁止ですが画像検索ででてきます。

オルタ美術館の内装、それぞれの部屋の説明のマップがありました。見どころは階段ホール、インテリア、家具などなど私にとっては全て見どころと言えるところでした。
自分の好きがすべて詰まった建物で至福眼福です。写真撮影が可能だったら見たものすべて撮影していたと思います。アールヌーヴォーに少しでも興味がある方は絶対に訪れてほしい場所です。

📍Maison Hannon(メゾン・アノン/アノン邸)

1902~1904年にジュール・ブルスマン(Jules Brunfaut)によって建築されました。ブルスマンは、ブリュッセルのもう一人のアール・ヌーヴォー巨匠 ヴィクトール・オルタ の影響を受け、
曲線や自然モチーフを取り入れた独自の建築を完成させました。この建物は当時から「オルタ邸(Musée Horta)」と並ぶほど美しいと称えられていましたが、長い間非公開の個人住宅でした。その後修復を経て、2023年に「メゾン・アノン美術館」として約120年ぶりに一般公開されました。
(木)~(日)のみ開館している情報を知らず、閉館していたのですが外からでもその美しさを堪能しました。次はアールヌーヴォーだけを堪能する旅行にしなければと思います。

📍Hôtel Solvay(オテル・ソルヴェイ)

1894~1903年ヴィクトール・オルタによって建築されました。この邸宅は、化学産業で成功した実業家アルマン・ソルヴェイ(Armand Solvay) が、建築家 ヴィクトール・オルタ に依頼して建てた私邸です。ソルヴェイ家は、ベルギーの産業発展を支えた名家であり、その財力を背景に、オルタはコストを一切制限されずに自由に設計できたと言われています。その結果、オルタ作品の中でも最も完成度が高く、贅沢な邸宅になりました。
こちらも(木)~(日)のみ開館です。

今回のブリュッセルは見たかったアールヌーヴォーを体感できる旅行となりました。結構勢い来てしまったこともあり、それぞれの建物の開館日をしっかり見ておかなかったという詰めの甘さがありましたが、充実したものになりました。

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