ブルージュ(Bruges)の観光スポット|中世の面影が詰まった歴史ある街

  • ブランケベルへからブルージュ(Bruges)へ
  • Grote Markt(広場)
  • Provinciaal Hof(州庁舎)とBelfort van Brugge(ブルージュ鐘楼)
  • Stadhuis Brugge(ブルージュ市庁舎)
  • Rococo(伝統的なレースのお店)
  • Basiliek van het Heilig Bloed(聖血礼拝堂)
  • Sint-Salvatorskathedraal(聖救世主大聖堂)

📍Grote Markt(広場)

ヨーロッパにはこの広場というものが結構存在しますよね。こちらも市の中心として10世紀ごろから市場が開かれてきました。この日はちょうど水曜日で、朝市に遭遇することができました。色々なお店が立ち並び、観光客から地元の人まで多くの人で賑わっています。南側にはかつて「Waterhalle(ウォーターハル)」という大きな倉庫・運河施設があり、貨物船が荷を降ろしていた時代もあったそうです。

📍Provinciaal Hof(州庁舎)(左)とBelfort van Brugge(ブルージュ鐘楼)(右)

広場を見渡すと見える州庁舎と鐘楼です。
州庁舎は1887年〜1921年に建築され、中世からブルージュ州の行政中心地として建設されました。一般公開は限定的ですが、特別イベントや展覧会で内部見学をできるそうです。
鐘楼は13世紀に建設が開始され、のちに増築と改修が行われているそうです。中世には市庁舎や防火監視塔として使用され、当時は都市の象徴として商業の権力・自治権を示しつつ火災や外敵から街を守る監視塔でもあったそうです。高さは約83mで登ることが可能です。

📍Stadhuis Brugge(ブルージュ市庁舎)

これは1376年〜1420年頃に建築された市庁舎です。こちらも広場のすぐ近くにあります。かつては行政・裁判所の中心となっており、現在も市役所として一部使用されているそうです。

📍Rococo(伝統的なレースのお店)

こちらは1834年に創業されたレースショップです。
13〜15世紀、ブルージュは北ヨーロッパの国際商業都市として繁栄し、織物業が盛んで、上質な布や織物の需要が高かったそうです。富裕層や貴族の間で、布だけでなく装飾用の繊細なレースがステータスシンボルとして重宝され、裁縫や刺繍の技術が発展し、次第にレース作りが高度な職人技として確立していったことがブルージュのレース作りの歴史になります。
産業革命や機械化で大量生産のレースも登場したが、手作りレースの価値は依然として高く、こちらのようなレース専門店が、今も手作りの技術と伝統を伝える拠点になっています。

店内には繊細で素敵なレース作りの雑貨などがたくさんありました。飾られているものすべてが緻密でとっても素敵です。なんとこちらは日本のメディアでも紹介されたこともあり、日本人のお客さんもたくさんいらしていて、我々が入店した時は3組ほど日本人のお客さんがいました。たしかに精密・繊細な手作業での伝統工芸、日本人好みな感じがします。洋服の襟、ハンカチ、ティッシュケース、飾り、クリスマスオーナメント、色々なレース雑貨などがあります。

実際に手作業で作られるレースのデモンストレーションが飾られていました。気の遠くなるような作業を繰り返してあの美しいレースたちが仕上がっていると思うと、確かに高価ではないのかも、、この伝統をいつまでも受け継いでいってほしいと思います。

📍Basiliek van het Heilig Bloed(聖血礼拝堂)

最初の礼拝堂は12世紀に創業、現存建物は15世紀にゴシック様式に改築された礼拝堂です。12世紀、十字軍遠征で採取された イエス・キリストの血の一滴 を運んだ聖遺物が奉納されたことから、「聖血の礼拝堂」と呼ばれるようになったそうです。
礼拝堂は上下の階に分かれていて、上階:聖血の聖遺物を保管するゴシック様式の礼拝堂、下階:聖母マリアを祀るロマネスク様式の礼拝堂になっています。見学できたのは上の階のみになります。

上階の内装はこんな感じでした。礼拝堂の名前の由来となった聖血の聖遺物は小さなアンプルに保存されて展示されていたそうなのですが見ていませんでした(笑) 

http://www.holyblood.com/ より

ホームページから参照しました。
年に一度5月に行われる「聖血行列(Procession of the Holy Blood)」で市民の前にもこちらが公開されるそうです。

📍Sint-Salvatorskathedraal(聖救世主大聖堂)

こちらは10世紀ごろの小さな教会が起源となっていて、現在の建物は、13〜15世紀にかけて拡張、16世紀にゴシック様式で完成しました。ブルージュで最も古く、かつ主要なカトリックの教会です。時間がなく中への見学はしていません。見た目通り中も広く、ステンドグラスもとっても美しいそうです。

かなり速足で回ったブルージュでしたが、中世の面影をそのまま残す旧市街、石畳の道や尖塔の並ぶ街並みが絵本の様でした。ブリュッセルと比べるとやや郊外ですが観光客も多く賑わっており、ベルギーを訪れた際にはぜひ行ってほしい街です。

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