ドナウ川沿いの必見スポット!|ハンガリー国会議事堂と川沿いのアート作品

  • Budapest(ブダペスト)
  • Cipők a Duna-parton(ドナウ川遊歩道の靴)
  • Országház(ハンガリー国会議事堂)
  • Batthyány tér H(地下鉄駅)からみた国会議事堂
  • Tiny tank(ドナウ川沿いの小さな彫刻たち)Mihály Kolodkoの作品

初ハンガリー上陸、ブダペスト観光始まりです。
📍Budapest(ブダペスト)(自分用メモ)
国:ハンガリー
言語:ハンガリー語
通貨:ハンガリーフォリント(HUF)
ドナウ川沿いブダ(丘陵)とペスト(平地)に分かれる都市
1873年にブダ、ペスト、オーブダを統合して「ブダペスト」が誕生。

📍Cipők a Duna-parton(ドナウ川遊歩道の靴)

ブダ城に向かう途中にある、ドナウ川沿いにたくさんの鉄でできた靴の様なものが並べられたアートです。もちろん本物の靴ではなく、地面にくっついているように作られています。これはホロコースト記念碑で、2005年に完成しました。
第二次世界大戦中、ブダペストでは 矢十字党(Arrow Cross) というファシスト部隊が、ユダヤ人などをドナウ川の岸辺で射殺する残虐な行為を行っていました。被害者たちは射殺前に靴を脱ぐよう命じられることがありました。靴は当時貴重なもので、略奪または売られることもあったと言われています。

靴たちのすぐそばにある記念プレートです。「To the memory of the victims shot into the danube by arrow across militiamen in 1944-45( 矢十字党部隊によりドナウ川へ射殺された犠牲者へ追悼して)」と記されています。当時の出来事が想像できるようなシーンを風化しないアートで残されています。ヒールのある女性用の靴から履き古したような大きな靴、様々なスタイルの物があり、よりリアルさを出していました。

この記念碑から見た光景は皮肉なほど綺麗で、大きく静かなドナウ川、対岸にはブダ城地区が厳かに佇んでいました。犠牲者が最後に見た景色はどんなだったんだろうとか考えてしまいます。 美しく比較的平和な現代はこの様な愚かな人間のせいで起こった犠牲の上に成り立ってて、その時代に生きていなくて良かったなあとまた愚かな人間の思考でしみじみ。

📍Országház(ハンガリー国会議事堂) https://maps.app.goo.gl/8HNHZ8freqJb9vfM9

記念碑の背後に建つこの宮殿の様な大きなネオゴシック様式の建物はなんとハンガリー国会議事堂です。1885年に着工し、1904年に完成という国家建設期に建てられたそうです。装飾が豊かで見とれてしまうほど美しい建物です。ガイド付きの内部の見学ツアーもありますがとっても人気なんだとか。

この国会議事堂は昼は装飾が良く見えて華やかでいいのですが、夜のライトアップもとっても美しかったです。

ドナウ川を渡らずに正面側のKossuth Lajos tér(コシュート・ラヨシュ広場)からみた景色。

📍Batthyány tér H(地下鉄駅)からみた国会議事堂

ドナウ川を渡った地下鉄の駅があるところからの景色です。スマホのカメラで恐らく若干補正はかかっていますがとっても美しく、黄金に発光した国会議事堂を見ることができます。今回の旅行で一番美しい(映える?)写真でした。

📍Tiny tank(ドナウ川沿いの小さな彫刻たち)Mihály Kolodkoの作品

ドナウ川沿いを夜景を楽しみながら歩いていると、ところどころにおもちゃの様な小さな彫刻たちがあることに気づきました。これらはMihály Kolodko(ミハーイ・コロドコ)というウクライナ出身、祖母がハンガリー人という背景を持った彫刻家の作品たちです。このミニ戦車は1956 年のハンガリー革命 を象徴していて、戦車の側面には太い白文字で 「Ruszkik Haza!(ロシア人は帰れ!)」 と刻まれています。戦車は国会議事堂の方を向いていますが、砲身は下を向いており、革命の終結 を表しているそうです。ミニ戦車だけでなくルービックキューブ、ダイバー、動物など様々な作品が川沿いだけでなくブダペスト中にあるそうです。(詳細:https://budapestflow.com/hidden-mini-statues-budapest/)批評的・風刺的なメッセージが込められている作品も多く、許可を取らずに公共空間に設置するゲリラ彫刻家だそうです。バンクシーのような感じですね。街中にある作品を見つけてみるのも面白いかもしれません。

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