- Em oi pho restaurant(ベトナム料理)
- Nagyi Làngos (ハンガリー料理)
- パプリカパウダーのお土産
- Postatakarék Bank(郵便貯蓄銀行)
- Szabad sajtó út(スァバード・シャイトー通り)
- Brudern-ház(ブルデルンハウス)
- Ferenciek tere M(メトロ駅付近の建物)
ブダペストに上陸して初日、お腹が空いたのですがプラハ、ウィーンと経てどうしてもアジア料理が食べたくなり、ベトナム料理屋さんに行ってきました。せっかくなのにハンガリー料理を食べたいとも思えないくらいアジア料理が食べたかったようです。
📍Em oi pho restaurant(ベトナム料理)

とりあえずのマンゴージュース(750Ft約:350円)

牛肉のフォーを頼んだつもりが牛肉の春雨ヌードルでした。完全に自分のミス(笑)しかしこのスープを欲していたので、体に沁みてとっても美味しかったです。小サイズを選びましたが、大にすればよかった。念願のアジア料理をブダペストでありつけました。(2050Ft:約963円)
📍Nagyi Làngos (ナーギ ラーゴッシュ)https://maps.app.goo.gl/xr8Mut1wwfghtQyr8

Nagyiは、おばあちゃんという意味です。こちらはハンガリーの伝統的な家庭料理・ストリートフードのラーゴシュをいただけるお店です。前日にベトナム料理にありつけたので、今回はやっとハンガリー料理です。ラーゴシュは丸くて平たい揚げパンのような、ドーナツの様な感じの食べ物です。その上に色々なトッピングをして楽しむスタイルです。お店の雰囲気が良さそうなのと、せっかくなので専門店っぽいところで食べたいなと思いチョイスしました。

開店してすぐだったのでお客さんは全然おらず、しかし注文をしてから作ってくれているようで、オーダーの後にこの呼び出しベル?をもらい待機。

サワークリームとチーズをふんだんにトッピングしたものです!かなりでかい、、!イメージでは手のひらよりちょっと小さいくらいか?と思っていたのですが、、多分一人で食べるものではない?直径は20㎝程あり、かなりボリューミー!揚げたてで熱々!サクサクふわふわで、揚げパン自体はシンプルな味なのでサワークリームとチーズがいいアクセントでした。このサイズのラーゴシュを一人で貪る私、かなりシュールでした。この日はこれを食べて、夜にヨーグルトを食べて終わりくらいの胃になりました。お値段は2190Ft(約1050円)でした。大満足。
📍パプリカパウダーのお土産

旧市街にはたくさんのお土産屋さんがあり、割とどこへ行ってもこのパプリカパウダーが売られています。日本で「パプリカ」と聞くと赤・黄色の大きなピーマンのようなあの野菜ですが、ハンガリーではほぼ唐辛子の意味なのでこれらは「唐辛子パウダー」です。甘口から辛口がありました。このパプリカは17世紀にオスマン帝国を経由してハンガリーにやってき、19世紀に一気に普及、ハンガリーの料理文化に根付き始めました。今ではハンガリーの多くの料理はパプリカパウダーから始まるといわれるほど重要で、日本の出汁、醤油のような位置づけです。
📍Postatakarék Bank(郵便貯蓄銀行)https://maps.app.goo.gl/Lg4Ym4DybVspeX5G6

ブダペストで見たかった建築の郵便貯蓄銀行です。設計者は“ハンガリーのガウディ” と呼ばれる、民族的アール・ヌーヴォー建築の巨匠レヒネル・エデンで、これは彼の代表作の一つで、1899〜1901年に建てられました。壁面上部の曲線はアールヌーヴォー、そして確かにガウディを連想させます。そしてこの曲線部にはセラミックが使用されていて、丸い突起部分は蜂の巣、柱についているたくさんの突起が蜂で、蜂が巣に向かって飛んでいる様子を表しています。蜂は貯蓄の象徴なんだそうです。屋根もしっかり見たかったのですが、地上から見ることができず、また遠くからだと周りの木々により遮られてしまい収めるのがなかなか難しい。Googleのレビューでは向かいにある建物の屋上のバーから眺めることができるそうで、鮮やかな緑の屋根と、曲線の美しい黄金のセラミックを一緒に拝みたかったです。
📍Szabad sajtó út(スァバード・シャイトー通り) https://maps.app.goo.gl/PFma48RBc86pc5ZU7

この通りはハンガリー語で「自由な報道通り」と意味で、20世紀後半〜1989年の民主化後 に、言論の自由・報道の自由を象徴する通りとしてこの名になったそうです。この通りはブダペストの中でも大きな通りで、左右には装飾の豪華な歴史のある建物が多く並んでいます。特に高いビルなどがあるわけではないのですが一つ一つの建物が美しく、きょろきょろしながら歩いてしまいました。
📍Brudern-ház(ブルデルンハウス) https://maps.app.goo.gl/fxAPebGXaGjqvj367

スァバード・シャイトー通りを少し歩いていくと目を引く建物を発見です。こちらは1909~1913年にHenrik Schmahl(ヘンリク・シュマール)によって建てられました。ブルデンハウスというのは元オーナーの名前に由来しています。元々は1800年頃に違う建物があったものが取り壊され再建されたものになります。かつては市中心部貯蓄銀行の本部として使われていて、現在はホテルとして利用されています。建築様式は様々なスタイルが混ざり、アールヌーヴォーからネオゴシック調のものが見られ、色合いも鮮やかで素敵でした。
📍Ferenciek tere M(メトロ駅付近の建物)
https://maps.app.goo.gl/Wk4yae2iqcJkfNsr9

通りを歩いていて雰囲気のある建物の適当な抜粋になりますがこちらはホステル、ホテル、飲食店が入ったゴシック調の建物です。この建物に関する詳細は見つけることができませんでしたがどうやら元々は邸宅、宮廷として使われていた歴史があるとされています。
挙げるときりがないくらいブダペストには歴史的建造物たちがたくさんありました。19世紀後半のオーストリア=ハンガリー帝国時代は帝国全体が反映し、特にブダペストは帝国第二の首都として急速に発展しました。経済的にも文化的にも黄金期だったこの時代に豪華で美しい建物が集中的に建てられたことが背景にあります。その後の戦争で大きな被害を受けましたが、戦後の社会主義政権は歴史的中心部の再建に力を注いだことで現代にもこの美しく歴史のある建物たちが残っています。興味を持った建物や芸術から視覚的に入り、そこから時代背景や歴史について知れることが楽しく、また現代までそれらを残すために尽力している方たちに敬意と感謝をしなければならないと、このブダペストの旅行で改めて気付かされました。