山梨 富士山温泉 ホテル鐘山苑への往路でサントリー白州蒸留所へ。
以前は無料だった工場見学が、今年から有料になり内容が変わったということで事前予約の上で白州蒸留所の工場見学にいきました。
白州蒸留所は、山崎蒸留所に比べてまだ予約が取りやすいです。
見学は2種類あり、どちらも要予約です。
◆白州蒸留所ツアー:ウィスキーの製造工程見学と試飲ができる約80分のツアー。有料(参加費は一人1000円)です。
◆場内見学:ウィスキー博物館の見学、ファクトリーショップでの買い物などが出来るもの。入場するだけで特に案内はありません。無料ですが予約せずに行くと場内混雑時には入場できないとのことです。場内見学だけでも事前に予約しておいた方が無難かも知れませんね。
折角なので、白州蒸留所ツアーで予約を取りました。
見学は、まずウイスキー博物館入ってすぐのプレゼンルームで簡単に説明を受けてからスタート。

ウイスキー博物館入り口です。ツアーの集合場所でもあります。
運転者の確認が行われ、入場証(ストラップ)を再確認されます。
スタッフが誤ってアルコールを提供しないようにする為だそうです。
我らがハンドルキーパーOH2Cのストラップは色が違いますw

右のピンクがハンドルキーパ―用。左の青は通常のものです。
原料である水・二条大麦・ピートの説明、仕込み、発酵、蒸溜工程を説明を受けながら見学します。

仕込み工程です。
砕いた麦芽と仕込水を入れて麦汁を作ります。

発酵工程です。

麦汁と酵母を入れて発酵させ、乳白色の「もろみ」を作成します。

ガラス越しなので、見ずらいですが蒸留釜が左右に並んでいます。2回蒸溜し、アルコール度数70~80度のニューポットを作ります。
製造工程を見てから、バスに乗り込んで場内にある一番の見どころ貯蔵庫に。

貯蔵量に圧倒されますw

什器に入れられて保管されています。
貯蔵する樽について、種類や大きさについての説明があります。
樽はオーク材で職人の手作りで一つづつ蒸留所内で作られているとのことです。
温度や湿度調整は一切せず自然に合わせて寝かせているとこのことです。
そして、4年目と12年目の樽比較。「天使の分け前」の説明がありました。

4年と12年の比較です。
樽から蒸発することで、1年で1~2%の量が減っていくわけです。長く寝かせるとそれだけ量が減るのでお値段が上がるのは仕方がないw
そしてまたバスに乗って、メインイベントである試飲ルームへ。
今までは、製品「白州」を提供して、さまざまな飲み方を説明し、美味しいハイボールの作り方の説明などでした。
しかし、今年から有料になり非売品の原酒との比較が行えます!
用意されているものは、二つの異なる原酒(ホワイトオーク樽原酒、ライトピーテッド原酒)と比較用の「白州」、ハイボール用の「白州」、天然水、炭酸水、そしておつまみが用意されています。

今回のメイン、白州の主な構成原酒と製品「白州」の比較です。
ウイスキーのテイスティングにおける表現の説明があります。
まずはホワイトオーク樽原酒の色を見て、香りを嗅いで、少しテイスティング、その後加水
(ウイスキーと水を一対一にするトワイスアップ)してテイスティング。
香りや味の表現をブレンダーさながらに表現してみます。
ライトピーテッド原酒、「白州」も同様に。
それぞれ全く別の香り、味わいがして面白いです。
ホワイトオーク樽原酒はバニラのような甘味が強く、ライトピーテッド原酒は味わいは軽く、スモーキー。
で、やはり「白州」はバランスが取れています。
お次は、「森香るハイボール」です。
まず氷をグラスいっぱいに入れて、「白州」を注ぎ、マドラーでよく回して冷やします。
氷が解けるので、溶けた分の氷を追加して、氷に当たらないように炭酸水(南アルプスの天然水Sparkling)をウイスキー1:炭酸水3を見やすに注ぎます。
最後にミントの葉を手でパンとやってから乗せて完成!

森香るハイボールの作り方です。
少しスモーキーで、さっぱりとした爽快なハイボールです。おつまみにもすごく合います!

ミントの香りがさわやです。
なお、おつまみは、チョコレート、ナッツ、枝付きレーズンでした。
試飲時間はおよそ30分といったところでしょうか。
その後はファクトリーショップで、少しグラスと一人一本までの白州の原酒を買って帰りましたw
ホントは有料テイスティングもしたかったですが、時間がなく、かつこの後の温泉でのビールを考えて自粛w
満足のいく見学会でしたが、一点だけ残念だったのが、運転者も参加料1000円支払っているのですが、試飲ではなっちゃん等のソフトドリンクの提供だけでした。
何か土産でも配布するとかもう少し何か考えてほしいと思いました。。。
追記:2週間後にサントリー山崎蒸留所にも行ってきました。こちらを参照w
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温泉と四つ打ちダンスミュージック、クラシック音楽、ビールをこよなく愛するアラフォー。
と言いながら、最近はウィスキーに浮気気味。。。