tabi.blog

安藤忠雄展-挑戦-@国立新美術館


もょもとです。久々に美術館へ遊びに行ったので、たまにはブログ更新してみます。
国立新美術館開館10周年の記念企画展、安藤忠雄展-挑戦-

建築家の安藤忠雄さんのこれまでの回顧展です。
安藤忠雄さん本人は回顧展という言葉ではなく、「本展は回顧展ではなく、業績の棚卸しにすぎない。この展覧会をきっかけにして、また新しい仕事に挑戦したい」と語っていますが。
「挑戦」という副題に繋がりますねw

安藤忠雄というと、コンクリート打ちっぱなしで有名な建築家ですね。
元ボクサーで、高卒で設計士になった異色の建築家です。
後に東大の教授にもなっています。高卒で東大の教授になった人って他にいるんかな?w
あと大阪弁で歯に衣着せぬ物言いが印象的な方ですよね。

私個人的には、最初に安藤さんの建築に興味を持ったのは、彼の設計した京都の大山崎の山荘美術館の新館です。
最初に行った時はまだ新館のみので、2012年に山手館「夢の箱」というのが増設されています。
山荘美術館については以前に書いたのでそちらを見てもらえれば。。。

今回の展覧会は、安藤さん設計の模型と写真だけでなく、クライアントのコメントが書かれているものもあり、凄く面白かったです。

目玉は、何と言っても大阪茨木市にある通称「光の教会」を原寸大で再現していることです。
本人曰く、実際の「光の教会」はガラスが張ってあるけど、ホンマは無くしたいと。今回のレプリカではガラス無しでしたw
そしてここは写真撮り放題です!w

光の教会の内部から。光の入り方が美しい!

光の教会のレプリカを外からw

あともう一か所写真OKのところが、直島プロジェクトのコーナー。
ドーム型の部屋の中に、木片で作られたでかいジオラマと展示パネルに、180度に渡る巨大スクリーンの映像。映像は5分弱ですが、ずっと見ていたい気分になる感じです。

直島プロジェクト

直島プロジェクト。映像に映し出されているのは、草間彌生さんの作品

普段は借りない音声ガイドも今回は安藤さん本人によるものということでお借りしました。
550円ですw
流石は安藤さん、面白い!今回は借りて正解でした。原点である住吉の長屋とか、最高です。
これの一つ目です。中庭部分の天井をなくして光を取り入れる設計ですが、雨の日はトイレに行くのに雨に濡れるらしく、またすごく寒いらしいw
これについて、安藤さんは「がんばって住め!」と建築は建て主のものだから、頑張って住んでほしいとw
こういうのが随所にありますw

所要時間は、あまり混んでいない平日の午後で、後半少し飛ばしながら見ても2時間くらいはかかりました。かなりボリュームがあるので、早めに行った方が良いですね。

あとグッズコーナー。
図録は全320ページで、これまでの代表的な建築実績が全て掲載されており、1,980円です。
そして一冊につき一枚づつ光の教会、直島、住吉の長屋のどれか直筆のデッサンとサインが挿んであります。全て直筆なのはホンマすごいw

図録

図録のデッサン。光の教会お選びましたw

あとユニクロとのコラボTシャツやポストカード、クリアファイル、マスキングテープなどもありました。

あと、スタンプラリー企画というのもあって、今回の展示会と都内8か所の安藤建築を回るものだそうです。私は流石に回りきれないと思いますが、いくつか行ってみようかなw

今回の展示会と都内8か所の安藤建築を回るスタンプラリー企画

最後に開催概要も書いておきますね。

展覧会:国立新美術館開館10周年 安藤忠雄展-挑戦-
会期:2017年9月27日(水)〜 12月18日(月)
休館日は毎週火曜日
開館時間:10時〜18時 金曜日・土曜日は20時まで
場所:国立新美術館(最寄駅は乃木坂)
当日チケット:一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円
混雑具合は、こちらで見る事が出来ますよ。

建築好きの方は行って損はないと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください