会社の夏休みを利用して、ロードバイクで伊豆まで行ってきました。
海岸線を気持ちよく走って、温泉宿でゆっくりして、帰ってこようという計画です。
今年、急に思いつきでロードバイクを購入しただけなので、特にトレーニングをしている訳ではありません。
正確には異なりますが、だいたいのルートのイメージは下の通りです。
東京の自宅から、今回の目的地、隠れ宿 花の雲まで片道約150kmです。
休憩や信号を考慮して平均時速20kmくらいで計算すると7時間ちょいで着けそうです。
今回、初めて長距離を走るため、ネットで色々調べて装備を調えます。
当たり前ですが、ロードバイクにとって最悪の状況は、走れなくなることです。
そこで確実に揃えておきたいのが、タイヤチューブと空気入れです。
チューブのサイズや空気圧は、タイヤの側面に書いてあるので、確認します。
あと、チューブを外したり、もしかするとネジを締めたりするかもしれないので、工具が一つになった便利ツール(名称不明)も一緒に買っておきます。
そして、今回サングラスも新調することにします。
これまで、普通のサングラスを使っていたのですが、ロードバイクに乗ると前傾姿勢になり、かなり視線が上を向くため、肝心の視野をカバーできませんでした。
ロードバイクに乗った姿勢でも全ての視野をカバーしてくれる、ちゃんとしたスポーツサングラスを選択します。
最後に、お守りとして輪行袋も用意します。
これがあれば、最悪の場合、電車やバスで移動できます。
逆に、これがないだけで、公共交通機関には自転車を載せられません。
ヘルメットやグローブ、リュックは既に持っていたので、引き続き使います。
出発当日、到着までに日が暮れるのを避けるため朝8時頃に家を出ます。
市街地を抜ける前に、早速、横浜市保土ケ谷あたりで苦しめられます。
道路は広く走りやすかったのですが、アップダウンが激しく、登りの途中にある信号に殺意を覚えます。
結局、小田原に着いたのはお昼頃になってしまいました。
小田原駅構内にある、箱根ベーカリーで小休止します。
気合いを入れ直して、伊豆まで向かいます。
この先は気持ちいい海岸線を延々進むだけです。
というのは全くの思い込みで、車道は狭く路肩もなく、切り立つ崖を登ったり下ったり、とんでもない目に遭います。
普段引きこもってるおっさんが、いきなりロードバイクでヒルクライムです。無理です。
背後から車には煽られ、トラックには幅寄せされ、もう涙目です。
とどめに登りのトンネルともなれば、心を無にして漕ぐしかありません。
そして、なんとか熱海を過ぎ、遅めのランチをとろうと決めていた、あじろ食堂へ到着です。
心が一杯だったため、食事の写真はありません。
この先は、大きな登り1回、下り1回で伊豆の海岸線に出ます。
そこまで出てしまえば、今度こそ本当に広い平坦な海岸線を進んで宿のある山を少し登ってゴールです。
勝利を確信し、最後の休憩ポイントとして、海岸線にあった道の駅、伊東マリンタウンに立ち寄ります。
やっぱり心に余裕が無かったようで、全景写真とかありません。
途中から海岸線を逸れ、宿がある山へ進路を変えます。
最後のヒルクライムです。(実際にはそこまで大した山ではない)
途中ダラダラしたせいで日が傾き始め焦りが出始めます。
そこで、自転車ナビで最短ルートに切り替えます。
いかにも最短ルートっぽい道に入っていきます。
雲行きが怪しくなっていき、道は細く交通もなく、いよいよとても漕げる傾斜ではなくなり自転車を降りて押します。
そしてその先にあったのは、階段。
・・・。
なんとか無事に目的の宿、花の雲に到着したのは18時でした。
次回から、ルートはグーグルストリートビューで確認するようにしようと心に決めました。
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ワーク・ライフ・バランスの真意を探す日々を送るアラフォー。
今そこにある危機を乗り越える日常の隙間に非日常を求めて温泉を巡っています。