いよいよ、伊豆に別れを告げてロードバイクで東京まで帰ります。
また山あり谷ありの150kmの道のりを走っていくのですが、帰りは大磯プリンスホテルでもう1泊する予定です。
伊豆への往路や宿、現地観光の記事はこちらをご覧下さい。
花の雲は高原の上にあるため、海岸線に出るまで下りです。
ロードバイクで下りを走るのは本当に気持ちいいです。
もちろん、そのあと下った分、また登るんですけどね。
熱海に向けた峠に入るまでは、気持ちいい湾岸線がしばらく続きます。
そこで左手に発見したのが、ファミリーマートです。
このファミリーマートは、記念すべきおっさん3人組温泉旅行初回で、車がギアトラブルを起こして車を停めた思い出の場所です。
思わずロードバイクを停めて記念に一枚撮影します。
ビンディングシューズでしゃがむと転けそうになります。
それ以上でもそれ以下でもないので、思い出に浸ったあと、すぐにロードバイクを走らせます。
復路は大磯プリンスホテルで1泊して刻んで帰るため、時間も心も余裕があります。
また、沿岸部の街と街の間にある峠も、心の準備(心を無にする準備)が整っているので、往路よりは楽なイメージです。
実際に、東京から伊豆へ向かうよりも、伊豆から東京へ向かう方が、高低差は当然同じでも登り傾斜が緩やかです。
ロードバイクは坂の影響を簡単に受けるため、少しの違いが大違いです。
熱海でお昼ごはんにします。
せっかくなので、地元っぽいところで食べようと思ったのですが、うまく見つけられず結局ガストに入ります。
この先の道中は特に、苦しかった以外何もなく、無事に大磯プリンスホテルへ到着です。
大磯プリンスホテルは、東京オリンピックの選手村として建設された歴史のある建物です。
また、正面にある大磯ロングビーチは、堤義昭氏が大学時代に書いた「海岸沿いの巨大プール」という論文に基づいて建設されました。
「目の前に海があるのにプールなんて需要あるわけないだろ」という当時の一般論を見事に覆し、大人気になりました。
大磯ロングビーチは、「ドキッ!丸ごと水着!女だらけの水泳大会」などといった、今では到底放送できないようなアイドル水泳大会の収録が数多く行われました。
部屋から見える大磯ロングビーチに、そんな昭和バブルの全盛をイメージしながら飲んでいる内に、夜は更けます。
翌朝、地面は濡れていましたが、幸い夜の内に止んだらしく、ロードバイクでの走行には影響無さそうです。
この先は、例によって保土ケ谷の信号に殺意を覚えたこと、日吉の細い道で渋滞に巻き込まれ、ビンディングシューズが外れず初めて転けたこと以外は問題無く、無事に帰宅しました。
ロードバイクって、思いの外急に止まれないものなんですよね。
ビンディングを外す時間が必要なので…。
急に思いついた、ロードバイクおっさん一人旅、結果的に楽しかったので、またどこかに行く計画を立てたいと思います。
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ワーク・ライフ・バランスの真意を探す日々を送るアラフォー。
今そこにある危機を乗り越える日常の隙間に非日常を求めて温泉を巡っています。