- リスボンでの移動方法(やらかした話)
- 発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)
- ベレンの塔(Torre de Belém)
- ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)
- エッグタルト発祥のお店(Pastéis de Belém)
- タイムアウトマーケット(Time Out Market)
- 有名なケーブルカー(Bica – Lg. Calhariz)
- 絶品のポルトガル料理のお店(Lisboa Tu e Eu 2)
ポルトガルのリスボンに到着しました。まず最初に移動方法のためにチケットを購入したのですが、ここでちょっとやらかしたので紹介を。

私たちが購入したnavegante カードです。
最初のうちの地下鉄だけを利用していたときは全く問題ありませんでした。しかし観光をしているとトラムとバスほかの電車で使用できないことに気づきます。何度タップしてもエラーで、運転手さんはちゃんと見ていないのでスルーされましたが、、
あとで得た情報になりますが、↑のカードはチャージをして使うカードらしくだったようです。一日券を買ったと思っていたのですが、違ったようです。

買うべきものだったのはこちらviva viagemカード。こちらはメトロ、バス、トラムその他の電車にも対応しています。24時間チケットも売っています。リスボン観光の際は緑色のカードの購入をおススメしておきます。
とまあちょっとした失敗談でした。ということでリスボン観光の始まりです。
📍ベレンの塔(Torre de Belém)

こちらは1514~1520年に建設されました。建てられた目的としては要塞・防衛施設と、新大陸やインド航路に向かう船を見送る門としての役割もあったそうです。建築様式はマヌエル様式(ポルトガル独自のゴシックとルネサンスが融合した装飾様式)。大航海時代の栄光を象徴する美しい要塞です。
📍発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)

船の形をした巨大記念碑で、大航海時代にポルトガルが果たした役割を讃えるシンボルです。初代は1940年(ポルトガル建国800周年・独立300周年を記念)、現在のものは1960年に再建されました。テージョ川沿い、ベレンの塔のすぐそばにあります。

船の先端(カラベル船)のような形をしていて、船首には「大航海時代を導いた王子」エンリケ航海王子が立っています。その後ろには航海士、科学者、宣教師、作家など、合計30以上の人物像が並んでいます。エンリケ航海王子(中心人物)、ヴァスコ・ダ・ガマ(インド航路発見)、マゼラン(世界一周航海)、カモンイス(詩人、『ウズ・ルジアダス』で大航海時代を讃えた)、アフォンソ・デ・アルブケルケ(アジア進出を率いた提督)代表する人物たちですが、どれが誰かまでは正直わかりませんでしたが。大航海時代を切り開いた男たちの勇ましいモニュメントでした。
📍ジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)

ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念し、また航海の安全を祈願するために建てられた修道院です。こちらに入場するにはチケットが必要なのですが、売り場は少しだけ離れたところにあったので紹介です。
ちなみに入り口もとっても豪華で、聖人像や航海のモチーフが刻まれています。
📍チケット売り場:帝国広場(Praça do Império)

すぐ隣?の広場に売り場がありました。

チケット売り場の写真は無いのでイメージですがこのような感じでした。有人スペースと、券売機がある感じでした。それでは入場です。
回廊

静寂に包まれた空間は「リスボンで最も美しい回廊」と称されているそうです。

マヌエル様式らしいロープ、海藻、天体、植物など海に関連する彫刻で装飾されている柱たちです。一つ一つ模様が違って、見入ってしまいます。

珍しい層構造の美しい回廊となっています。
教会

光が差し込む荘厳な空間に映えるステンドグラス。

高さのある一本の身廊(天井はまるでヤシの葉が広がるようなリブ・ヴォールト)。建設資金は 香辛料貿易の利益(コショウ税) によってまかなわれたそうです。そのため「大航海時代の繁栄を体現する建築」と言われています。
ヴァスコ・ダ・ガマの墓

彼はポルトガル大航海時代を代表する航海者です。主な功績としては、ヨーロッパからインドへの直航ルートを開いたことです。アフリカ南端の喜望峰を回り、1498年に インドのカリカット(現コーリコード) に到達。これはヨーロッパとアジアを海路で直接結ぶ最初の成功例だったそうです。また香辛料貿易の道を切り開いた人としても知られています。胡椒や香辛料は当時ヨーロッパで金よりも価値があるほど高価で、インド航路の発見で、ポルトガルは莫大な富を得て「海洋帝国」へと成長しました。荘厳で美しく、大航海時代の繁栄により建てられた修道院、必須のスポットです。
📍Pastéis de Belém(パステイス・デ・ベレン) エッグタルト発祥のお店

こちらはリスボンでは絶対に外せないエッグタルト発祥のお店です。1837年に作られ、ジェロニモス修道院 の修道士たちが卵白を洗濯や修道服の糊付けに使い、余った卵黄でお菓子を作っていました。しかし修道院が経済的に苦しくなり、レシピを近くの砂糖工場に伝授。その後、1837年にその工場の隣でこのお店 がオープンしたそうです。のお店だけが「Pastéis de Belém」と名乗ることができ、他の店では「Pastel de Nata」と呼ばれています。持ち帰りの列が結構長かったので店内で食べれるか不安でしたが、すんなりと席を案内されました。店内はとっても広く、席もたくさんありました。

食器は青と白のアズレージョ風です。

エッグタルトと、コーヒー、サンドイッチを注文しました。食べたい気持ちが先行してしまいメインのエッグタルトは奥のほうに小さく映ってしまってます。お値段はそんなに高くない印象でした。サンドイッチがかなり大きくてびっくりしたことを覚えています。エッグタルトは言わずもがなとっても美味しかったです。出来立てでサクサク、中はトロトロで卵の旨味が最大限に引き出されている味わいでした。なんとレシピは現在も門外不出で、限られた菓子職人だけが知るという噂も。 リスボンで必須のエッグタルトのお店でした。
📍リスボンの街中散策

リスボンはとっても坂が多い街でした。建物たちも細長く、カラフルでどこを見ても可愛らしい街並みです。

どこかの高台にある教会からの景色です。高いビルなどはなく、オレンジ色の屋根と色とりどりの家々がぎゅっと集まっていておとぎ話に出てきそうな街並みです。
📍有名なケーブルカー(Bica – Lg. Calhariz)

急な坂道が多い街で活躍しているのがケーブルカーです。正式には 「アセンソール(Ascensor)」 と呼ばれます。19世紀末に登場し、坂道を上るための公共交通として利用されてきました。今では 歴史的交通機関&観光名所 として人気です。

何本かケーブルカーは走っているのですが私たちが行ったスポットは📍Bica – Lg. Calhariz というところです。

この海、街、二台のケーブルカーの景色を収めることができました。坂道の街を象徴する可愛らしい黄色い乗り物かつ実用的な交通機関です。まさにリスボンという景色です。
📍タイムアウトマーケット(Time Out Market)

こちらは地元グルメが味わえる観光客に人気のフードホールになっています。リベイラ・マーケット(旧市場)をリノベーションして2014年にできたものだそうです。大きな屋根のもと、たくさんのお店が並んでいるので雨の日でも楽しく食事をすることができます。雑貨などのお土産屋さんもあるのでとっても楽しい場所でした。
📍絶品のポルトガル料理のお店(Lisboa Tu e Eu 2)

Googleマップで調べてレビューもよさそうだったので選んだお店です。少し階段を登った奥まった場所?にありました。

店内は割と小さくて、私たちが入店した後に満席になっていたのでラッキーでした!店内の雰囲気は壁や天井、いたるところにお客さんからのメッセージで埋め尽くされていて、とってもがやがやした感じでした。地元民からも、観光客からも愛されてるんだなと。

フィッシュケーキ(白身魚と卵の炒め物)と、タコのサラダです。フィッシュケーキはハートの形をしていて、まずかわいらしい。それでいて魚の味がしっかりしていて、バルサミコ酢ととってもマッチしていて美味しかったです◎ タコのサラダはパプリカ、ピーマン、玉ねぎなどが入ったサラダで、すこし玉ねぎはピリッとしましたがタコの歯ごたえが最高でした。
びっくりしたのはリスボンはとっても魚介類が美味しいんです。(知りませんでした) 川と河口と大西洋に面した港町ということもあり新鮮な魚たちが日々水揚げされる環境らしく、海鮮には目がない私にはもう天国の様です。しかもシンプルで魚の旨味が生きていることを重視する伝統。
実はあまり期待していなかったリスボン、最高でした。
ピンバック: ポルトガルまとめ|リスボン・ポルト – 旅人ブログ travelog